効率を高めるために

 効率的に働く――何とも魅力的な言葉ですが、実際それができている人というのはどれほどいるものなのでしょうか。そして、果たして私たちにできることなのでしょうか。
 残念なことですが、実際問題として、いかに自身に能力があろうとも、仕事場の環境に振り回されてしまうということも大いにあります。「環境すら味方につけてようやく一人前」なのかもしれませんが、たった一人の人間ができることなどたかが知れており、そして悲しいことに一人の無能な、オブラートに包んで言えば少しドジっ子な上司はその存在だけで職場をひっかきまわせる(始末の悪いことにクビにはならない程度に)のです。
 また、そうでなくとも看護師という仕事は想像以上に頭を使います。頭が悪いとできないということでもないのですが(限度はあると言えど)、要領よくこなすにはある程度の頭も必要となります。頭と言っても単純な勉強の出来不出来という話ではなく、あくまで看護師の仕事を完遂するにあたっての知識であるとか、技術であるとか、それらを使いこなすためのノウハウであるとかそういったものです。
 看護師は様々な医療施設で働く機会がありますが、例えば救急医療のような難易度の高い現場で働かなければならないこともあります。そのような職場では普通に忙しいだけではなく多くの知識が要求され、勤務時間外に何かしらの作業が必要となることも大いにあり得ます。実際、そのような現場で働くにあたり多くの患者の状態を把握し、看護計画の作成、実施をすることが勤務時間内では困難なため、一時間早く職場に到着し様々な作業をしているという人も居ます。これはこれで多くの経験を積めて良いじゃないかという意見もまぁごもっともなのかもしれませんが、果たして世の中そんなにまでして働きたいという人がどれほどいるのでしょうか。少なくとも私は嫌です。
 完璧な予定をいきなり立てるというのは新人のうちはまず無理でしょう。看護師の仕事は頭だけではなく、結構な部分身体でこなす側面があるので、頭に身体が追いつかないなんていうことも多々あるでしょう。という訳でまずやるべきことは、「その日のことを振り返る」ということです。帰り仕度の途中であるとか、帰り道とか家でお風呂に入っている時であるとか、「あの時ああしていればな」とか思ったことはないでしょうか。あれを本格的にやるのです。「あの時はこうすべきだった」「こうすれば早く終わってた」などなど、仕事がむやみに忙しいと感じているなら、そのような改善点はいくらでも見つかるはずです。

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